Loveletters from UltimaThule

極北からの本と映画の備忘録

days

Big difference

「しなくては」ではなく、「したい」と素直に思える。前は、ちゃんとしなくては、生きなくてはと思っていたのだけれど、最近はちゃんとしたい、生きていたいなと自発的に思っている瞬間に気づいてびっくりする。悪い方向へと引きずられるオブセッションの呪…

近未来

風の生暖かい夜、かろやかに言葉と踊る。ときどきすりぬけていきそうになる、その手をしっかり摑まえて。くるり、くるくるり。離したりはしないわ。桜の花が咲くのはもうすこし先。

耀ける月

「月が綺麗ですね」means I love you。今夜も空を見上げれば立ちすくんでしまうほどに月が耀いてます。暗闇にひそむ魔を打ち払うかのような、すがすがしいまでの純銀の光。愛しているというかわりにではなく、ただ月が美しいというだけで嬉しくなって、その…

レリス『アフリカの日々』

――と或る書店にて 「レリスの『幻のアフリカ』が平凡社ライブラリーから出てる! ヤバい!」 「あ! これ、憑依儀礼についての記述で有名だから読みたいなと思っていたんですよね」 「オナニーのことばっかり書いてあるよね」 「……!?(ますます読まねば!…

名前について 自分の名前にずっとなじめなかった。嫌いというか、その名前が自分を指し示す音と記号であることにぴんときていなかった。自分の顔に対しても同じ感覚があった。自分が顔を持っていること自体に違和感があった。鏡を見ても自分の顔とは思えない…

+ 謹 賀 新 年

一人静かに過ごした昨年よりは、にぎやかに年末年始を過ごしてきました。30日は、はじめてコミケにも行ってみました。膨大な人が集まる割には、導線がさくさく進んで移動がスムーズでびっくりしました。なにより人混みに怖じ気づいていたのですが、実際に行…